遊戯ではなく遊技のスロットに技術介入の余地がほとんど無い理由や図柄の不揃いについて
パチンコやスロットを扱うパチンコ店は遊技場とも呼ばれています。パチンコやスロットはお金を使って遊ぶものなので遊戯が正しいように思えますが、単に遊ぶのではなく、打つ人の技量で結果が変わることから遊技と称しているのです。
パチンコでの技術介入は釘読みや止め打ちなどがありますが、スロットの場合は技術介入の余地はほとんど無いのが実状です。
スロットは高速で回転するリールをボタン操作で停止させて図柄を揃える遊技なので、揃えたい図柄を狙って停止させるための技術介入があるかのように思えます。
しかし通常のスロットは狙った図柄に停止させることはできません。動体視力が優れている人なら図柄を見分けることはできますが、それでも停止させるのは不可能です。
スロットの図柄を狙い通りに停止させることができないのは当たりのフラグが立っていないためです。スロットもパチンコと同様に大当たり確率が設定されています。そのため、当たりのフラグを立てない限りはどれほど正確に狙っても図柄を揃えることはできないのです。
スロットが文字通りの意味での遊技機であれば狙った図柄に停止させることができますが、大当たりの確率が設定されている以上、そのようなことはあり得ません。
当たりを引いた際に特定の図柄を狙うように指示が出る機種もありますが、これも技術介入の余地はほぼありません。スロットのリールには滑りと呼ばれる機能があるので、少しのずれなら自動的に滑りが生じて図柄が揃います。
指定された図柄と大きく離れている位置にある図柄で停止させてしまうとミスになるので、その点を持って技術介入の余地があると見做す考えもあります。
当たっている状態で意図的に図柄を揃えないのは非常に難しいのが理由ですが、スロットを打つ人には何のメリットもありません。むしろ、図柄をずらしてしまうことでボーナスが終了するなどペナルティが生じることもあります。
遊技における技術介入は得をすることが目的なので、意図的に図柄を外す行為は厳密には技術介入になりません。